●253 旅の歌 たびのうた 〇まだみぬさとのやまをかわを
表題:旅の歌
読み:たびのうた
収録:(A)鈴蘭樂譜 34 成樂會 1927(S.2).11.10 ◎Copy=(P78)
(B)大特撰樂譜 198 成樂會 1931(S.6).11.5 ◎[A2-66] Copy=[P124]
記譜:(A)斉唱(伴奏付き) 変ホ長調 4/4
(B)三部合唱(伴奏付き) 変ホ長調 4/4
インチピット:ソ|ドレミラ|ソミソ|ドミソレソ|ミ
曲:アプト,フランツ・ヴィルヘルム(Abt, Franz Wilhelm)(1819-1885)[ドイツ]
詞:犬童球渓
※羈旅(旅の歌)(A43)と同曲
[詞] ※(A)鈴蘭樂譜 34より
1.未だ見ぬ里の山を川を 訪ぬるけふの旅路をかし
流るゝ小川の響も 山のたゝずまひも
あはれ故郷(こきょう)のそれに似たる
ふるさと遠く忍びつゝも 旅行くけふの心樂し
2.踏みもなれざる足の疲れ 休むるけふの旅寝(たびね)をかし
道行く童子(わらべ)の言の葉 室(むろ)の構造(しつらひ)まで
すゞろ故郷(こきょう)のそれと違(たが)ふ
同胞(ふるさと)遠く思ひつゝも 旅宿(やど)の媼(おうな)の温情(なさけ)嬉し
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